GitExtensionsで学ぶgit入門 (1) リポジトリを作成する

バージョン管理システムは「リポジトリ」と呼ばれるデータベースで、ファイル群の状態を管理しています。
今回はリポジトリを作成し、ファイルのバージョンを管理する準備をしていきます。

では早速GitExtensionsを起動しましょう。
起動すると下のような画面が表示されますので、「リポジトリの作成」をクリックします。


リポジトリの作成ダイアログが開きますので、バージョン管理したいフォルダを参照し、作成ボタンをクリックします。


無事作成が成功すると、下記メッセージが表示されます。
「空のGitリポジトリを初期化した」とのメッセージの通り、この時点ではリポジトリを初期化しただけで、
まだバージョン管理するファイルは登録(コミット)されていません。
バージョン管理の準備ができた程度にとらえるとよいでしょう。


初期化が完了すると、指定したフォルダに「.git」という名の隠しフォルダが作成されます。
(下図の.git以外のファイルは、すでに開発中のソース等と考えてください。)


基本的にgitは、リポジトリを作成したフォルダ以下にあるファイルのバージョンを管理します。*1
.gitを作成する場所は、管理したい階層のトップフォルダにするとよいでしょう。
次回はバージョン管理するファイル、しないファイルの設定を行っていきます。

*1:ファイル自体を管理せずに、バージョン管理だけを行うbareリポジトリと言うのもありますが、リポジトリを分散管理する時に使うものなので、ここでは触れません。