GitExtensionsで学ぶgit入門 (3) 初めてのコミット

前回gitignoreの登録まで完了しましたので、いよいよリポジトリに歴史を登録(コミット)していきます。
コミットについての詳細は、これから先のエントリで触れたいと思いますので、その時に解説します。
今回はコミットの流れについて理解するにとどめておきますので、基本的な部分を理解してください。

gitignore登録後、前回同様下記画面に戻って来ます。
今度は「コミット」ボタンをクリックしてください。


下図のような画面が表示されると思います。
ペインの構成はオレンジの枠に解説しています。


これだけではわかりにくいと思いますので、基本的なコミットの流れを説明します。

1:まず左上のペインに表示されている追加されたファイルですが、まだコミット対象になっていませんので、
 「↓」ボタンをクリックし、コミット対象にします(この作業を「ステージング」と言います)
 「↓」ボタンは選択した1ファイルをステージングし、「↓↓」ボタンは検知した変更を全てステージングします。
 また、ステージされたファイルをコミット対象外にすることをアンステージングと言い、
 「↓」ボタンの左側にある「↑」ボタンでアンステージを行います。

2:次に、コミットメッセージを入力します。GitExtensionsではコミットメッセージの入力は強制となっているようで、
 ここを入力せずにコミットできないようです。コミットメッセージを適当に書くと、そのコミットでどんな変更が行われたのか追跡しにくいので、
 あとから見てもわかりやすい内容を記入しましょう

3:ステージングとコミットメッセージの入力が完了したらコミットボタンをクリックしてください。
 コミットボタンを押す直前の状態はこんな感じです。


コミットボタンをクリックすると、進捗ダイアログが表示されます。
これは実際に発行したコマンドと、その結果を表示しています。
コマンドが通れば「緑のチェックマーク」、失敗すると「赤い×」が表示されますので、
失敗した場合はログをよく読んでみると解決策がわかるかもしれません。

「ダイアログを閉じない」のチェックを外すと、コマンドの実行が成功した場合、自動でダイアログを閉じることができます。
失敗した時だけログを見られればいいならば、チェックを外して下さい。

コミットが完了すると、GitExtensionsのメイン画面に戻ってきます。
今度は上半分の表示が変わっていますが、これは先ほどと違い、コミットされた歴史ができたためです。


次回はこのメイン画面の見方を説明します。